コンビニ発注の「失敗あるある」5選と防ぎ方
発注は、お店の利益をいちばん左右する仕事のひとつです。欠品すれば売り逃し、多すぎれば廃棄ロス。その間でどうバランスを取るか——現場でよく見てきた「発注の失敗あるある」を5つ、防ぎ方とあわせてご紹介します。

1. 「欠品が怖い」から、つい多めに発注
いちばん多い失敗です。品切れでお客様をがっかりさせたくない——その気持ちは大切ですが、恐怖心だけで多めに頼み続けると、気づけば廃棄ロスの山になります。まずは「よく売れる定番」と「動きの読めない商品」を分けて考え、後者は少なめ・こまめにが基本です。
2. 天気・曜日・イベントを見ずに発注
コンビニの売れ行きは、天気と曜日で驚くほど変わります。暑い日の飲料、雨の日の傘、給料日後の少し高い商品——。翌日の天気予報と、地域の行事(運動会・お祭り・近所の工事など)を頭に入れるだけで、精度はぐっと上がります。「いつも通り」で固定してしまうのは危険です。
3. 発注を“勘”だけに頼る(数字を見ない)
長年の勘は貴重ですが、勘「だけ」は危ういもの。単品ごとの売れ数(何が・どの時間帯に・いくつ売れたか)を見て、勘と照らし合わせるクセをつけましょう。数字は、勘を裏切るのではなく、勘を鍛えてくれる相棒です。
4. 発注が「担当者しか分からない」属人化
ベテランが休んだ日に発注が乱れる——これは「その人の頭の中にしかルールがない」状態です。「この商品は雨なら◯個」「金曜は多め」といった目安をメモにして共有しておくと、誰が入っても大きくブレません。お店の財産を、個人から店全体のものに変えましょう。
5. 新商品・季節の切り替えが遅い
新商品は発売直後がいちばん注目される時期。ここで発注が弱いと売り逃します。逆に、季節が終わった商品をだらだら発注し続けると売れ残りに。「入れ時」と「引き際」を意識して、棚を旬に保つことが、来店の楽しみとロス削減の両方につながります。

