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コンビニ経営

コンビニ再編の歴史|am/pm・サークルKサンクスはどこへ?大手3社に集約するまで

「昔はもっといろんなコンビニがあった気がする」——そう感じたことはありませんか。am/pm、サークルKサンクス、セーブオン…。かつて街にあった中堅チェーンの多くは、この20年ほどの間に大手へ吸収され、看板を変えました。日本のコンビニがセブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンの大手3社に集約されていった流れを、年表とともに、店舗運営の現場を知る目線で整理します。

コンビニ・小売の売場

コンビニの始まり(1970年代)

日本のコンビニは1970年代に相次いで生まれました。セブン-イレブンの国内1号店は1974年5月、東京・江東区の「豊洲店」。翌1975年6月にはローソンが大阪・豊中で1号店を開きます。ファミリーマートは1973年に西友の実験店として出発し、1981年に株式会社として法人化。1980年にはミニストップも1号店を出しました。北海道では、それ以前から地場のセイコーマート(現・セコマ)が独自の道を歩んでいます(創業時期には諸説あります)。この時期に、いまも残る主要チェーンの原型が出そろいました。

2000〜2010年代:中堅チェーンの吸収・統合が加速

コンビニの店舗数がふくらみ、立地の取り合いが激しくなると、業界は「数を競う」段階から「まとまる」段階へ移っていきます。中堅チェーンが大手の傘下に入り、看板を掛け替える再編が続きました。主な出来事を年表で見てみましょう。

2004年
サークルKとサンクスが統合し、「サークルKサンクス」が発足。それぞれ別々だった2つのチェーンが1つの会社にまとまりました。
2010年
ファミリーマートがam/pm(エーエム・ピーエム・ジャパン)を吸収合併。買収額は約120億円で、am/pmの店舗は順次ファミマへ転換されました。
2015年
ファミリーマートが、東海地盤の「ココストア」(「ココストア」「エブリワン」を展開)の買収を発表(約130億円)。その後、店舗は複雑な再編を経ていきます。
2016年
ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスが経営統合し、「ユニー・ファミリーマートホールディングス」が発足。コンビニの看板は「ファミリーマート」に一本化する方針が示され、サークルKサンクスのファミマ化が始まりました。同じ頃、ローソンはスリーエフと提携し、「ローソン・スリーエフ」のダブルブランド店が登場します。
2018年
同年11月末、サークルK・サンクスの全店舗が営業を終え、ファミリーマートへの統合が完了(約5,000店規模)。また群馬地盤の「セーブオン」もローソンへの転換を経て全店が姿を消しました。
2014→2020年
ローソンと「ポプラ」は2014年に資本業務提携し、2020年には共同事業へ発展。ポプラの一部店舗が「ローソン・ポプラ」や「ローソン」へ転換されました。

こうした吸収・統合が2010年代後半にかけて相次いだ結果、全国チェーンとしてはセブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンの3社に集約されていきました(「何年に3強が確定した」という公式な定義はなく、複数の再編が積み重なった結果です)。いっぽうで、北海道のセイコーマートのように、大手とは異なる独自路線で存在感を保つチェーンもあります。

大きな転換点:24時間営業と人手不足(2019年)

再編が一段落したころ、業界は別の課題に直面します。2019年2月、大阪・東大阪のセブン-イレブン加盟店オーナーが、人手不足を理由に深夜営業を短縮したことをきっかけに、「24時間営業は当たり前か」という議論が一気に広がりました。各社は営業時間短縮の実証実験に踏み切ります。

数字にも表れました。日本フランチャイズチェーン協会の集計では、2019年のコンビニ店舗数は約55,620店で、2005年の現行統計以来はじめて前年を下回りました。売上高は約11.2兆円で過去最高を更新したものの、「店舗数を増やせば伸びる」時代の区切りとなった年でした(いずれも同協会調べ・2019年時点)。出店競争から、一店一店の"中身"をどう良くするかへ——現場の関心が移っていきます。

現場から見た「再編」——看板が変わっても、店は続く

ここからは、店舗運営の現場を約20年(アルバイトから店長まで)経験してきた立場からの所見です。ニュースでは「A社がB社を買収」と一行で語られますが、現場では、レジやシステムの入れ替え、発注の考え方の違い、商品構成の変更、そして何より働くスタッフの不安と向き合う日々があります。看板が変わっても、毎日お店を開け、品物を並べ、お客様を迎えるのは現場の人たちです。

再編の歴史が教えてくれるのは、「規模」だけでは生き残れないということです。大手に集約が進んでもなお、地域に根ざした品ぞろえや、常連さんとの関係、無理のないシフトといった“その店ならでは”の強みが、店の明暗を分けます。数字(発注・ロス・客単価)と、現場の肌感覚。その両方を持ち寄って初めて、「実際に回る」改善ができる——これは、現場に立ち続けてきたからこその実感です。

🏪 すんすんSRMより: 「うちの店、これからどう守ればいい?」——歴史の大きな流れも、目の前の一店舗の悩みも、地続きです。売場・発注・在庫・人材・収益の具体的なご相談は、コンビニ経営コンサルティングでお手伝いしています。ご相談・お見積りは無料です。
✍️ 株式会社すんすんSRM 編集部

出典・参考

本記事の年月・出来事は、各社の公式発表および業界メディアの報道をもとに、当社が自分の言葉で要約したものです。数値は出典・時点を明記しています。詳細は各一次情報をご確認ください。

  1. 株式会社ファミリーマート 公式沿革・ニュースリリース(am/pm統合、ユニー・ファミリーマート経営統合、サークルK・サンクス統合完了 ほか) family.co.jp
  2. 株式会社ローソン 公式ニュースリリース(ポプラ/スリーエフとの提携・共同事業) lawson.co.jp
  3. ミニストップ株式会社 公式沿革(1980年 1号店 ほか) ministop.co.jp
  4. 日本フランチャイズチェーン協会(コンビニ店舗数・売上高の統計、2019年時点。流通ニュース経由で確認) ryutsuu.biz
  5. nippon.com「コンビニ24時間営業問題」(2019年 東大阪の時短をめぐる経緯) nippon.com
  6. 各社1号店の開店に関する報道(セブン-イレブン1974年・ローソン1975年 ほか)

※ 業界の統計は集計主体により数値が異なる場合があります。ホットスパー系やスリーエフ・ポプラのその後の資本関係など、経緯が複雑で諸説ある事項は本記事では詳細を割愛しています。最新・正確な情報は各社の公式発表をご参照ください。

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